最近の「へえ」
本屋編
ワイアードが休刊した。ってゆうより多分廃刊した。ああそう、って言っちゃえばそれまでのことなんだが。はは。
しかし残念である。読み始めてまだ１年くらいしか経っていなかったが、わたしはなんだかこの雑誌が好きだった。
なんだか１
既存の雑誌にはない毒の風味がいかしてた。ジャーナリズムには毒があってしかり。大樹に日和ってはいかん。
なんだか２
訳のわからん興味の方向のごたまぜっぷりが怪しくてよかった。いちおうデジタル雑誌ってゆうくくりだったらしいが、わたし自身としては最終号の記事を読んでいて初めて「へー、そうゆう意識あったのかあ」と思った（だって「デジタル雑誌」とかってさぶいと思うし‥‥）。
なんだか３
たまに「うーんそれはべたなんじゃないの」と突っ込みを入れたくなる、デザインとかレイアウト。でもいろいろ妥協してねえなあ、こいつら、って感じで好感。大抵それなりにバカでいい味出してるし。
とまあそんな感じに好きだったこの雑誌に、もうお目にかかれなくなるとゆーのはちょいと残念なわけだ。
いろいろあったのかなー。いろいろあったんだろうなあー。いろんなとこから怨みとか買ってそうだしなー。金も無くなったんだろうなー。最近雑誌ってちっとも売れないらしいしなー（マガジンハウスでも黒字なのってアンアンとクロワッサンだけという話だ）。
しかしスタッフの幾人かが、新しい雑誌を来春創刊する予定はあるらしい。そっちに期待してみますか（いや、「ＣＯＬＯＲＳ」に乗り換えるって手もあるな‥‥いや、全然違うけど）。じゃあアデュウ、アディオス、ワイアード。
でもバックナンバー売ってるけどね、本屋で。
（飴屋木実子）
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