逆襲のMETALLICA
'98.5.6 日本武道館 レポート

 家で一本、バス、総武線で一本‥‥計一リットルのビールを飲み干し、軍パン、革ジャン、安全靴という出で立ちで俺様は、今日は武道館へ向かう。もちろん、METALLICAの日本公演だからだ。フツーの格好は出来ないぜ。
 しかし、俺の聴き始めた頃に比べ、近頃のMETALLICAの認知度はシャレじゃなくメジャーだ。フツーのお客さんの多いこと‥‥。

 さて、5年前、代々木でスカしてくれたMETALLICAだが、今日はどうなんだ?と思っていると、既にステージの上でジャムり始めた。しかも客電も落とさず一曲目の "So What " かよ‥‥。 "Master of Puppets" で、ようやく暗転。しかし、この曲も中間部のハーモニー・パートをカットして次の曲へ入るメドレー・パターンを何とかして欲しいもんだ。新曲、バラード、ベース・ソロと来て、本編ラストは "KILL/RIDE・メドレー" ‥‥つまり1stと2ndの曲しかやらないメドレーだ。しかし、断片的とはいえ、 "Hit the Lights" のリフにはゾクゾク来た!とりあえず、許そう。(笑)

 アンコールでも "Creeping Death"、"Battery" のようなスラッシュなナンバーを演ったが、今や他のスローな曲と一緒に並んでも、何も不自然さがない。 "Motorbreath" のような高速ナンバーさえ、アコースティック・ヴァージョンでやる余裕さえある。しかし、これがヘヴィ・メタル・ファンをして「メロウになった」と言わしめる要素なのか?未だにMETALLICAは健在だぜ!!よく音を聴いてくれ。十年前、"JUSTICE" ツアーの攻撃にたじろいだが、今回はより重かった‥‥。速さやエッジといったメタルっぽさだけがロックじゃないよ。METALLICAは、ロック・バンド‥‥それを証明したライブだった。
 (‥‥けど、また "Battery" のブレイクで大ミスやったラーズ・ウルリッヒ(Ds.)には笑かしてもらった。うーん、やっぱ "HETALLICA" ってか!?)

(亜蝶 琶蝶)


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