都市社会楽のココロ

ファンキー・カントン
〜シャオパで行こう!

 クラクションいっぱつ鳴らせば
 蜘蛛の子散らせ発車オーライ!
 行き先 同じ方角ならば
 飛び乗ってよ 結果オーライ
  車線なんてどうでもいいでしょ
  飛ばしたいのなら いいでしょ

 バス停がみえたら乗りつけ
 拡声器で怒鳴るよ
 早いのは絶対こっちさ
 バスを待つうち雨が降るよ
  乗せてしまえばこっちのもんでしょ
  渋ってもお金はあるでしょ ほうら

 シャオパで行こう! WOW−WOW
   ジグザグ運転さ
 シャオパで行こう! WOW−WOW
   バウンド気をつけて Go!Go!Go!

 ワイパー壊れても 問題ない
 ドアがはずれても 問題ない‥‥
 「ちょっと待って、止めて! 拾ってくる。」
 「アイヤ〜」

 オレンジ色に照らされた
 町はほこりでもうもうさ
 降りるときには気をつけて
 バイクがすり抜けてくよ
  震えが止まらない いいでしょ
  人民に混ざって いいでしょ ほうら

 シャオパで行こう! WOW−WOW
   人民を蹴散らせ
 シャオパで行こう! WOW−WOW
   下を噛まないように気をつけて

(C)hasmi toshihito 1993


 フェイ・ウォン来日記念ということで、番外編を。レコーディングもしていないし、誰かに聴いてもらったこともない秘蔵曲(1999.03現在)。
 この年の冬に香港〜広州〜桂林に出かけて、もっとも心に残った情景をまんまドキュメンタリーで(ドアが外れたのはちょっと大袈裟で、ドアの蝶番が外れただけ‥‥だけ?(笑))。シャオパというのは、マイクロバス版の白タクで、この歌詞の通りなもんだから、もおそれはそれはスリリング。大興奮です。料金値上げ直後だったもんだから、もめ事もたえないし。(^_^;
 「オレンジ色に照らされた」というのは広州の中山大学前の情景で、ほんとに幻想的でした。たぶんあの辺じゃ、普通の風景だろうけど。そうそう、僕がちょうど滞在していた時に、広州で初のマクドナルドが開店したんで、一番乗りを日本人が取ってしまおうか、という計画もあったんだけど、起きれなかった。いや、行かなくて良かったと思ってますけど。(笑)
 この前年、フェイ・フェイは中島みゆきの「ルージュ」のカヴァー曲「容易受傷的女人」でブレイクして、僕が買ってきたカセットテープにも収録されているけれど、まさかその後、彼女の作品を買い漁るようになろうとは、夢にも思っていませんでした。
 香港へは「返還前にもう一度行くぞ!」と思ってたのだけれど‥‥、夢と終わりました。(T_T)
 ちなみに、この作品の曲調は「チャイニーズ・ブギー」です。‥‥そんだけ。


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